属格
属格(ぞっかく)gen.
英語の所有格と同じ用法も含まれますが、それ以外にも様々な使い方があります。
_ 所有
もっとも一般的な属格の用法です。
- Vōx populī vōx deī.
_ 性質
性質を示すために属格が使われる例があります。
- vir magnī ingeniī
_ 価値
売買、評価の意味を持つ動詞は、価格の奪格とともに用いられますが、他方、形容詞の属格とともに用いられる場合もあります。
- Homō parvī est, quī piger est.
- Homō は「人間」を意味する第3変化名詞単数・主格(辞書の見出しの形)で、この文の主語になります。
- parvī は「小さい」を意味する第1・第2変化形容詞 parvus, -a, -um の単数・属格です。
- est は「・・・である」を意味する不規則動詞 sum の単数・3人称です。
- parvī は属格ですが、価値の属格と解釈することにより「小さい価値しかない状態」と訳せます。
- 前半の訳は、「人間は小さい価値しかない」となります。
- 後半の関係代名詞 quī の導く従属文は、「piger (怠惰な)であるところの(quī)」と訳すことができ、前半の Homō にかけて解釈できます。
- 全体をまとめると、「怠惰な人間は小さい価値しかない。」という意味になります。
_ 限定
特殊な用法です。一般には、奪格がこの用法を代表します。
- sānus mentis aut animī
- mentis と animī はどちらも単数・属格で、「いかなる点においてそうなのか」を意味します。
- 意味は、「精神においても、魂においても健全な(sānus)となります。
_ 目的
意味上目的語に相当する言葉が属格の形で示される用例があります。
- studium litterārum
_ 主語的
- īra dominī
_ 述語的
Link: テレンティウス(12d)
人称代名詞(16d)
第四変化名詞(21d)
第一第二変化形容詞(21d)
SVOの構文(21d)
第二変化名詞(21d)
第一変化名詞(21d)
第一変化動詞(21d)
sum(30d)
FrontPage(30d)
独習者のための楽しく学ぶラテン語(30d)
教科書(32d)
奪格(32d)
指示代名詞(37d)
現在分詞(39d)
辞書(39d)
第一変化名詞でつまづきやすい点(49d)
名詞(78d)
省略(79d)
誤植等(152d)
第三変化名詞(428d)
代名詞(428d)
接続法・能動相・現在(428d)
所有代名詞(428d)
主格(428d)
再帰代名詞(428d)
形容詞の名詞的用法(428d)
比較(428d)
形容詞(428d)
形式所相動詞(428d)
強意代名詞(428d)
疑問代名詞(428d)
確定代名詞(428d)
格(432d)
目次(432d)
キケロー(432d)
第一・第二変化形容詞(433d)
関係代名詞(433d)
形容詞の比較(434d)
不規則変化動詞(434d)
命令法(437d)
第三変化形容詞(437d)
第五変化名詞(437d)
与格(437d)
in Arcadia について(438d)
活用(440d)
地格(445d)
Last-modified: 2009-07-05 (日) 16:44:17 (428d)