ラテン語wiki


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Q 教科書は何がお勧めですか。

A どれもすばらしいです。唯一の難点は、ほとんどの教科書が独習者向けではないという点です。日本の教科書は解答の載っていない本がほとんどです。

ラテン語MLでは、著者の了解を得て、大学書林の「独習者のための楽しく学ぶラテン語」を教科書に使っています。

この本は、初めて使用するには若干敷居が高いです。練習問題(羅文和訳)のレベルが高く、骨がおれます。作品からの引用が多いので、前後関係がわからないと???となることが多いですが、逆に、そこを説明することで「なるほど!」と感じられるチャンスもいっぱいあります。

そんなわけで、うまくいけば、ラテン語を学ぶ→ラテン語を読む、というよいステップアップをはかることができると期待できます。

このwiki は最初、あれこれ文法事項を列挙しようかとも思いましたが、そんな試みはすでに数多くなされていますので、この教科書の隠れた魅力をお伝えできるような、そして、その結果、読者のみなさんが、ヨーロッパの古典作品をご自分の力で読もうとされるきっかけをご提供できたらと思い、スタートすることにしました。2009.05.27

Q ほかにはありませんか。

A 「ラテン語初歩(改訂版)」(岩波書店)があります。「楽しく学ぶラテン語」同様しっかりした装丁のつくりです。授業で使うための工夫が随所に施されています。つまり、最初から最後まできちんと終えることを意識して作られています。練習問題の羅文和訳も和文羅訳も双方がヒントになるように工夫されています。問題数も抑制されています。一冊をやり通したという充実感を味わうには最適です。山の学校ではこの本を教科書に使っています。

中山恒夫先生の「標準ラテン文法」(白水社)は装丁はシンプルでまさに「ザ・ラテン語教科書」というタイプの本です。必要なことを網羅しています。練習問題の数は結構有ります。

Q 本を選ぶときに気をつけることは?

A 名詞変化の順序は本によって多少変わります。「楽しく学ぶラテン語」や「ラテン語初歩」では、主格呼格属格与格対格奪格の順ですが、「インデックス式ラテン文法表」では、主格呼格対格属格与格奪格の順です。また、教科書によって文法用語が異なる場合があります。Deponent 動詞のことを「新ラテン文法」では「形式所相動詞」と呼びますが、「楽しく学ぶラテン語」では「形式受動態動詞」と呼びます。

Last-modified: 2010-08-05 (木) 22:07:18 (32d)