第二変化動詞
_ 第二変化動詞
14ページの§12に habeo の変化(直説法・能動相・現在)が教科書の例として載っています。
「ハベオー・ハベース・ハベト・ハベームス・ハベーティス・ハベント」と声に出して覚えます。
次に、教科書に載っている例に着目します。 video, noceo, doceo, jubeo, rideo, maneo, audeo が載っています。これらを同じように(habeo をヒントにしながら)活用させてみましょう。
video を例にとります。
video, vides, videt,videmus, videtis, vident となります。
では、noceo は?doceo は?という具合に一歩一歩進めていって下さい。
自信がついたら、ラテン語検定試験(ラテ検)の「直説法・能動相・現在」の問題に挑戦してみて下さい。
http://aeneis.net/quiz/quiz.cgi?d=henka1&m=1
_ 補足
15ページの第二変化動詞の例に sedeo (セデオー、座る)を加えてください。
練習5の(3)でこの語を使いますので。
_ 第2変化動詞
第1変化動詞を覚えたら第2変化動詞を覚えましょう。第2変化動詞の識別は、不定法に着目することです(後述)。
_ moneō(モネオー、注意する)の現在の変化
| 人称・数 | 単数 | 複数 |
| 1人称 | moneō | monēmus |
| 2人称 | monēs | monētis |
| 3人称 | monet | monent |
_ 第2変化動詞の例
- いくつかの例を紹介します。
| ラテン語 | 日本語 | ラテン語 | 日本語 |
| videō | 見る | habeō | 持つ |
| rīdeō | 笑う | taceō | 黙っている |
| valeō | 元気でいる | maneō | とどまる |
_ その他の第2変化動詞の例
- appāreō 明らかになる
- augeō 増す
- caveō 注意する
- cohibeō 制御する
- indulgeō 寛大である
- misceō 混ぜる
_ 第2変化動詞の不定法
- moneō の不定法は monēre(モネーレ)です。
- このように不定法が -ēre で終わる動詞を第2変化動詞と呼びます。
- 辞書では moneō が見出し語、その右隣に -ēre と記されているので、不定法が -ēre であれば moneō と同じ語尾変化をすると考えてよいわけです。
- videō を例に取ると、この動詞の不定法も moneōと同様 vidēre となります。
- 上に示した moneō の変化表を参考にして videō を正しく活用させた結果は次の通りです。
| 人称・数 | 単数 | 複数 |
| 1人称 | videō | vidēmus |
| 2人称 | vidēs | vidētis |
| 3人称 | videt | vident |
- 慣れてきたら、3人称複数から逆順に口に唱えたり、紙に書いたりします。
_ 第2変化動詞の例文
- 太字の動詞が第2変化動詞(直説法・能動相・現在)です。元の形(辞書の見出しの形)は何でしょう?
| ラテン語 | 日本語 |
| Causa latet. | 原因は(表に見えず)ひそんでいる。(aen.5) |
| Sōl lūcet omnibus. | 太陽は万物のために輝く。 |
| Inter arma silent Mūsae. | 戦争の間、ムーサは沈黙する。 |
| Sapiens habet dīvitiās in sē. | 賢者は自らの中に富を持つ。 |
| Semper avārus eget. | 貪欲な者は常に欠乏する。 |
| Sī valēs, bene est; egō valeō. | もしあなたが元気なら結構である。私は元気です。 |
| Cum tacent, clāmant. | 彼らは(反論できずに)沈黙するとき、(有罪を認めて)叫んでいる。 |
- 初歩の段階では、文法的に未習事項も含まれる例文かもしれませんが、速習コースを終える頃には全部すらすら理解できると思います。ご紹介まで。
_ 第2変化動詞の例文詳解
- Verba volant, scripta manent.
- 「ウェルバ・ウォラント・スクリプタ・マネント」と読みます。
- verba は第2変化中性名詞 verbum (=word) の複数・主格で、「言葉は」という意味になります。
- 第1変化動詞 volant は verba(複数)にあわせて語尾が3人称複数の形になっています。「飛ぶ」という意味です。
- scripta は第2変化名詞 scriptum(書かれた文字)の複数・主格です。
- scripta は元来第3変化動詞 scrībō (書く)の完了分詞ですが、一般に「書かれたもの(文字)」という意味をもつ名詞として用いられます。
- 第2変化動詞 maneō(=とどまる)の現在・複数・3人称の形が manent です。
_ 第2変化動詞を用いた命令法の例文
- Cavē canem. 犬に注意せよ。
_ 練習問題
- 羅文和訳
- Vidēs sed tacēs.
- Sedent sed nōn tacent.
- Vidētis et rīdētis.
- Tacent sed rīdent.
- Valēs?
- 教科書には羅文和訳がついています。教室でその答え合わせをすると思います。訳をノートに記録することも大事ですが、もっと大事なことは、それぞれの問題文に出てくる動詞にせよ名詞にせよ、「元の形」(=辞書に載っている形)を的確に言えるようにすることです。その訓練を日頃から怠らないことが大事です。
_ 練習問題の解答
- Vidēs sed tacēs. あなたは見るが、黙っている。
- Sedent sed nōn tacent. 彼らは座るが、黙っていない。
- Vidētis et rīdētis. あなたがたは見て、笑っている。
- Tacent sed rīdent. 彼らは黙っているが、笑っている。
- Valēs? あなたは元気ですか。
Link: 格言から入る(19d)
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Last-modified: 2009-07-05 (日) 16:47:06 (432d)