ラテン語wiki


第二変化動詞

FrontPage

_ 第二変化動詞

14ページの§12に habeo の変化(直説法・能動相・現在)が教科書の例として載っています。

「ハベオー・ハベース・ハベト・ハベームス・ハベーティス・ハベント」と声に出して覚えます。

次に、教科書に載っている例に着目します。 video, noceo, doceo, jubeo, rideo, maneo, audeo が載っています。これらを同じように(habeo をヒントにしながら)活用させてみましょう。

video を例にとります。

video, vides, videt,videmus, videtis, vident となります。

では、noceo は?doceo は?という具合に一歩一歩進めていって下さい。

自信がついたら、ラテン語検定試験(ラテ検)の「直説法・能動相・現在」の問題に挑戦してみて下さい。

http://aeneis.net/quiz/quiz.cgi?d=henka1&m=1

_ 補足

15ページの第二変化動詞の例に sedeo (セデオー、座る)を加えてください。

練習5の(3)でこの語を使いますので。

FrontPage

_ 第2変化動詞

第1変化動詞を覚えたら第2変化動詞を覚えましょう。第2変化動詞の識別は、不定法に着目することです(後述)。

_ moneō(モネオー、注意する)の現在の変化

人称・数単数複数
1人称moneōmonēmus
2人称monēsmonētis
3人称monetmonent
  • 動詞活用の基本中の基本です。
  • 順に「ネオー・ネース・ネト・モネームス・モネーティス・ネント」と唱えて覚えてください。

_ 第2変化動詞の例

  • いくつかの例を紹介します。
ラテン語日本語ラテン語日本語
videō見るhabeō持つ
rīdeō笑うtaceō黙っている
valeō元気でいるmaneōとどまる
  • 勉強法として、moneō の活用表を参考にして(最終的には見ずに)、videō の活用表を完成してください。
  • videō ができたら、habeō で同じ事をやってみます。

_ その他の第2変化動詞の例

  • appāreō 明らかになる
  • augeō 増す
  • caveō 注意する
  • cohibeō 制御する
  • indulgeō 寛大である
  • misceō 混ぜる

_ 第2変化動詞の不定法

  • moneō の不定法は monēre(モネーレ)です。
  • このように不定法が -ēre で終わる動詞を第2変化動詞と呼びます。
  • 辞書では moneō が見出し語、その右隣に -ēre と記されているので、不定法が -ēre であれば moneō と同じ語尾変化をすると考えてよいわけです。
  • videō を例に取ると、この動詞の不定法も moneōと同様 vidēre となります。
  • 上に示した moneō の変化表を参考にして videō を正しく活用させた結果は次の通りです。
人称・数単数複数
1人称videōvidēmus
2人称vidēsvidētis
3人称videtvident
  • 慣れてきたら、3人称複数から逆順に口に唱えたり、紙に書いたりします。

_ 第2変化動詞の例文

  • 太字の動詞が第2変化動詞(直説法・能動相・現在)です。元の形(辞書の見出しの形)は何でしょう?
ラテン語日本語
Causa latet.原因は(表に見えず)ひそんでいる。(aen.5)
Sōl lūcet omnibus.太陽は万物のために輝く。
Inter arma silent Mūsae.戦争の間、ムーサは沈黙する。
Sapiens habet dīvitiās in sē.賢者は自らの中に富を持つ。
Semper avārus eget.貪欲な者は常に欠乏する。
valēs, bene est; egō valeō.もしあなたが元気なら結構である。私は元気です。
Cum tacent, clāmant.彼らは(反論できずに)沈黙するとき、(有罪を認めて)叫んでいる。
  • 初歩の段階では、文法的に未習事項も含まれる例文かもしれませんが、速習コースを終える頃には全部すらすら理解できると思います。ご紹介まで。

_ 第2変化動詞の例文詳解

  • Verba volant, scripta manent.
    • 「ウェルバ・ウォラント・スクリプタ・マネント」と読みます。
    • verba は第2変化中性名詞 verbum (=word) の複数・主格で、「言葉は」という意味になります。
    • 第1変化動詞 volant は verba(複数)にあわせて語尾が3人称複数の形になっています。「飛ぶ」という意味です。
    • scripta は第2変化名詞 scriptum(書かれた文字)の複数・主格です。
    • scripta は元来第3変化動詞 scrībō (書く)の完了分詞ですが、一般に「書かれたもの(文字)」という意味をもつ名詞として用いられます。
    • 第2変化動詞 maneō(=とどまる)の現在・複数・3人称の形が manent です。

_ 第2変化動詞を用いた命令法の例文

  • Cavē canem. 犬に注意せよ。
    • cavē は第2変化動詞 caveō, -ēre(注意する)の命令法です。
    • canem は「犬」を意味する第3変化名詞 canis の単数・対格です。Cavēの目的語です。
    • この言葉は現代日本での「猛犬注意」に相当します。

_ 練習問題

  • 羅文和訳
  1. Vidēs sed tacēs.
  2. Sedent sed nōn tacent.
  3. Vidētis et rīdētis.
  4. Tacent sed rīdent.
  5. Valēs?
  • 教科書には羅文和訳がついています。教室でその答え合わせをすると思います。訳をノートに記録することも大事ですが、もっと大事なことは、それぞれの問題文に出てくる動詞にせよ名詞にせよ、「元の形」(=辞書に載っている形)を的確に言えるようにすることです。その訓練を日頃から怠らないことが大事です。

_ 練習問題の解答

  1. Vidēs sed tacēs. あなたは見るが、黙っている。
  2. Sedent sed nōn tacent. 彼らは座るが、黙っていない。
  3. Vidētis et rīdētis. あなたがたは見て、笑っている。
  4. Tacent sed rīdent. 彼らは黙っているが、笑っている。
  5. Valēs? あなたは元気ですか。
Last-modified: 2009-07-05 (日) 16:47:06 (432d)