ラテン語wiki


第五変化名詞

名詞

_ 第5変化名詞

diēs (日)以外はすべて女性名詞です。

_ 活用

  • diēs(m. 日)
単数複数
主格diēsdiēs
呼格diēsdiēs
属格diēīdiērum
与格diēīdiēbus
対格diemdiēs
奪格diēdiēbus
  • diēs は第5変化名詞には珍しい男性名詞ということになります。ラテン語のことを知らなくても、「カルペ・ディエム(Carpe diem.)」という言葉を見聞きしたという人は結構おられるようです。
  • そのディエムが上の活用表の、単数・対格に見られます。対格は英文法の目的語と思って差し支えありません。「日を」という意味になります。
  • カルペは「摘み取れ」という意味の命令法なので、全体で「その日を摘め」という訳になります。今勝手に「その」という言葉を添えましたが、ラテン語の名詞には冠詞がない(定冠詞も不定冠詞も)ので、文の前後関係を推し量って適当に「その日」と訳すことが必要になります。この言葉はホラーティウスの詩の一部なので、よろしければその全文(訳付き)をご覧下さい。http://www.kitashirakawa.jp/~taro/lit2.html

_ rēs(f. 物、事)

単数複数
主格rēsrēs
呼格rēsrēs
属格reīrērum
与格reīrēbus
対格remrēs
奪格rēbus

_ 第5変化名詞の例

  • prōgeniēs 子、子孫

_ 第5変化名詞の例文詳解

  • Carpe diem. その日を摘め。
  • Dē Rērum Nātūrā.
    • 『事物の本性について』と訳されます。ローマの教訓詩人ルクレーティウスの作品名です。
    • Rērum は rēs の複数・属格です。
  • Fēlix quī potuit rērum cognoscere causās.
    • 「事物の原因を認識することのできた者は幸いである。」と訳せます。
    • ルクレーティウスの幸福観にウェルギリウス?が言及した表現として知られます。
  • Fallācēs sunt rērum speciēs.
    • 「事物の外観は偽りに満ちている。」と訳せます。
    • Fallācēsについては、第3変化形容詞 fallax の複数・主格です。
    • speciēs と同になっているわけです。
    • セネカ?の言葉です。
Last-modified: 2009-06-26 (金) 23:07:52 (437d)