関係代名詞
_ 関係代名詞
- 指示代名詞と同様、代名詞的な変化をします。
- 関係代名詞は先行詞の性と数に一致します。
- 格については、(英語と同様)関係詞の導く従属文において決定されます。
- 関係代名詞が文頭に置かれるとき、接続詞+指示代名詞の意味を持ちます。
- 関係代名詞は、そのままの形で関係形容詞?としても用いられます。
_ 関係代名詞の活用
| 男性 | 女性 | 中性 | |
| 単数主格 | quī | quae | quod |
| 属格 | cūjus | cūjus | cūjus |
| 与格 | cuī (quoi) | cuī (quoi) | cuī (quoi) |
| 対格 | quem | quam | quod |
| 奪格 | quō (quī) | quā | quō (quī) |
| 複数主格 | quī | quae | quae |
| 属格 | quōrum | quārum | quōrum |
| 与格 | quibus (quīs) | quibus (quīs) | quibus (quīs) |
| 対格 | quōs | quās | quae |
| 奪格 | quibus (quīs) | quibus (quīs) | quibus (quīs) |
_ 例文
それぞれの例文で、先行詞が何かを考えてみてください。
- Quī parcit malīs, nocet bonīs.
- Quī の先行詞は省略されています。
- Levis est fortūna: id citō reposcit quod dedit.
- quod の先行詞は id です。「与えた(ところの)それを」
- Amōris vulnus idem sānat, quī facit.
- quī の先行詞は idemです。「(傷を)つくる(ところの)同じ人が」
- Beātus ille, quī procul negōtiīs paterna rūra bōbus exercet suīs.
- Bis vincit, quī se vincit in victōriā.
- Cuī placet obliviscitur, cuī dolet meminit.
- Est enim amīcus quī est tamquam alter īdem.
- Fēlix quī potuit rērum cognoscere causās.
- Hominēs id quod volunt crēdunt.
- Nihili est quī nihil amat.
- Nōn quī parum habet, sed quī plus cupit pauper est.
- Ō fortūnātī, quōrum iam moenia surgunt!
_ 例文解説
- Deum colit quī nōvit.
- Quem dī dīligunt adulēscens moritur.
- 「クゥェム ディー ディーリグント アドゥレースケンス モリトゥル」と読みます。
- quem は関係代名詞・男性・単数・対格で、先行詞 Is(その者は)は省略されています。
- quem が対格になるのは、従属文中で diligunt (愛する)の目的語になっているためです。
- dī は「神」を意味する第2変化名詞 deus の複数・男性・主格です。
adulēscens は、「若者」という意味の第3変化名詞(男性)単数・主格です。 - この文では quem の先行詞として省略されている指示代名詞 Is (男性・単数・主格)と一致しています。
- quem...dīligunt で説明されている内容の Is (その者)は、adulēscens として moritur する、というのが全体の構文をつかんだ訳になります。
- moritur は形式所相動詞 morior (死ぬ)の現在・3人称・単数です。主語は、Is です。
- 「神々が愛する者は若者として死ぬ。」というのが直訳で、「神々が愛する者は若死にする。」と訳せます。
- ローマを代表する喜劇詩人プラウトゥスの言葉です。
- Hominēs id quod volunt crēdunt.
- 「ホミネース・イド・クォド・ウォルント・クレードゥント。」と発音します。
- hominēs は「人間」を意味する第3変化の名詞・複数・主格で、この文の主語です。
- id は確定代名詞 is の中性・単数・対格で、関係代名詞 quod 以下の先行詞となっています。
- volunt は「望む」を意味する不規則動詞 volō の現在・複数・3人称で、目的語は、id quod volunt (「(人間が)望むところのことを」)となります。
- crēdunt は「信じる」を意味する第3変化動詞 crēdō の現在・複数・3人称で、この動詞に対応する主語は hominēs です。
- 「人間は(信じたいと)望むことを信じる。」という意味です。
- 原文は、カエサルの『ガリア戦記』第3巻18に見られる言葉で、そこには副詞 libenter (自由に)が頭についています。
- この場合、「人間は、自分が信じたいと望むことを喜んで信じるものである。」という意味になります。
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主格(428d)
形式所相動詞(428d)
疑問代名詞(428d)
確定代名詞(428d)
格(432d)
第一・第二変化形容詞(433d)
与格(437d)
活用(440d)
Last-modified: 2009-06-30 (火) 23:01:42 (433d)