sum
第2課参照。
_ sum 動詞
sum はサムでなくスムと発音します。重要な動詞であることはいまさら言うまでもないことです。英語で be 動詞が重要であるというのと同様です。
_ 意味
「AはBである」というとき、A est B と表します。この est は sum の変化した形です(三人称単数)。
いわゆるSVCの構文で頻繁に用いられます。
一方、「・・・がある」という意味で使われることもあります。A est. といえば、「Aがある」と訳すこともできます。(彼はAであるとも訳せます)。
_ 学び方
活用表を覚えます。表は13ページにあります。未完了過去と現在が並べて書いてあります。
現在は、単数1人称から順に、sum, es, est, sumus, estis, sunt となります。未完了過去は、eram, erās, erat, erāmus, erātis, erant となります。
これを自分で紙に書き写します。何も見ないで書けるまでがんばります。
sum はスムと発音します。もっとも基本的な動詞です。以下順に、「エス・エスト・スムス・エスティス・スント」と読みます。
未完了過去の場合、「エラム・エラース・エラト・エラームス・エラーティス・エラント」です。
長母音の印に注意し、自分で発音してみます。アクセントの位置が気になりますね。太字にアクセントがあります。アクセントのルールは§3を参照します。
_ 例文など
Cōgitō ergō sum. (我思う故に我あり)は是非暗記しましょう。「コーギトー・エルゴー・スム」と読みます。
§6にあるように、sum だけで「我あり」の意味を表します。
例文7をみます。
Et in Arcadiā ego. (エト・イン・アルカーディアー・エゴ)という表現があります。
この教科書では eram が省かれていると書かれていますが、逸見喜一郎著『ラテン語の話』によれば、sum が省略されていると書かれています。その場合、「アルカディアにも我あり」という意味になります。
では、ego(私は)とは誰のことか?と言いますと、「死に神」と解釈されます。平和なアルカディア(理想郷)にも死は存在するのだ、という意味になります。つまり、アルカディアのような楽園にも、じつは死は存在するのだ、というニュアンスになります。
- sum の他の時制